とは

コーヒーハンター José. 川島 良彰氏が創業したコーヒー豆を極めたコーヒーショップ『Mi Cafeto(ミカフェート)』。銀座に旗艦店を持ち、複数店舗を展開しているが、コーヒー豆の販売とテイクアウトを中心とした小さなカフェスペースを備えた店舗が今回紹介する表参道店だ。

一般的なコーヒーショップでシングルオリジンのスペシャリティコーヒーというと、最高級のコーヒー扱いになるのだが、このお店では一般的なスペシャリティーコーヒーは「コーヒーハンター」というクラスで、その上にさらに3ランクを設けている。最上級のクラスが「グラン クリュ カフェ」と呼ばれ、なんとコーヒー豆なのにワインボトルで販売されている。ワインを飲む方なら聞いたことあるかと思うが、グランクリュはフランス語で「特級」という意味なので、特別なコーヒー豆なのだ。José. 川島 良彰氏が自ら選び抜いたコーヒー豆らしく、農園や品種、標高、加工方法、サイズだけでなく、木の選別をしたうえで、完熟豆のみの採取、そしてボトル詰めや輸送方法までしっかり指定したものとなっている。そこまでこだわったコーヒー豆を、ハンドドリップで丁寧にドリップしたコーヒーを飲めるお店、それが「Mi Cafeto(ミカフェート)」なのだ。

入り口のさりげない飾りが可愛い
入り口のさりげない飾りが可愛い

の場所・行き方・アクセス方法

Mi Cafeto表参道店の場所

表参道といえばおしゃれな人が闊歩するエリア。さらに「表参道ヒルズ」を思い浮かべる人も多いと思うが、表参道のメイン通りから裏まで入ったことがある人はあまりいない様な気がする。表参道ヒルズの裏は表参道の人の多さからは想像できないくらい閑静な高級住宅地になっているが、その中に「Mi Cafeto(ミカフェート)表参道店」は存在する。路地裏ということもあって、少しわかりにくい場所にあるので、初めて行く人は先に行き方をチェックしておいた方が良いかも。

表参道駅からの行き方

表参道駅からはA2出口から地上にあがり、そのまま表参道の坂道を少し降る。「表参道ヒルズ」に差し掛かるところの右斜め前に現れる路地に入り、「新潟館ネスパス」の前を通過。2つ目の右に曲がれる路地に入って、最初の十字路を左折。すると下の写真の看板が(この時は)出てくるので、それを目印に右折するとすぐに店舗へ到着。

Mi Cafetoの案内看板
Mi Cafetoの案内看板

明治神宮前(原宿)駅からの行き方

明治神宮前から行く場合は5番出口から地上に上がり、すぐ後ろの明治神宮前交差点を渡って「東急ヒルズ表参道原宿」の前へ。そのまま表参道の坂道をのぼり、「神宮前交番」をすぎて「表参道ヒルズ」が見えたらすぐ左。「渋谷区立神宮前小学校」沿いに最初の右に曲がれる路地を右に、すぐに左に入れる路地があるので、左折。さらに次の右折が可能な路地で右折。すると上の写真の看板が見えるはずなので、これを左に曲がるとすぐに店舗が現れる。

の外観

白い壁に青い枠のドア、壁に掛けられた看板も白地に青の枠とロゴ、テラス席にはアールデコっぽい椅子が配置され、まるでフランスか地中海のカフェの様な雰囲気(フランスも地中海周辺も行ったことないけど)。日本的に言うと、喫茶店とカフェのいいとこ取りの様な大人の雰囲気のお店。

Mi Cafetoの看板
Mi Cafetoの看板

ちなみに、テラス席はペットOK。表参道の住宅街の中にあるので、若い人で混みすぎていることもなく、とても落ち着いた雰囲気。港区マダムが優雅にコーヒーを飲んでそう。

Mi Cafetoのテラス席
Mi Cafetoのテラス席

の内装・インテリア

内装は温かみのあるベージュの壁にウッドのチェアー&テーブル。全体的にものは多いが、落ち着いた雰囲気がある。もちろん(?)エスプレッソマシンはなく、カウンターにはガラス製のドリッパーが3つ並んでいて、オーダーするとスタッフの方がハンドドリップで丁寧にコーヒーを淹れてくれる。

何よりも目立つのは壁一面にあるコーヒーボトルの並んだ棚。コーヒー豆というとパックに入っているものが多いのだが、ここのお店は基本がボトル。コーヒー豆毎にボトルのラベルのカラーも異なり並んでいるのだが、コーヒーのドリップ待ちに眺めているだけで楽しい。

コーヒー豆のボトル販売
コーヒー豆のボトル販売

店内にはコーヒー豆の説明などもあり、加工方法や、淹れ方なども学ぶことができる店舗づくりがなされていた。

ナチュラルとウォッシュドのコーヒー豆の違い
ナチュラルとウォッシュドのコーヒー豆の違い

のメニュー表(2018年4月時点)

本日のコーヒー

グラン クリュ カフェ

  • コナ グリーンウェル農園(ハワイ) 1,900円

プルミエ クリュ カフェ

  • サン セバスティアン農園 パカマラ(グアテマラ) 800円

コーヒーハンターズ

  • 表参道ブレンド(エル サルバトル) 550円
  • ラグリマ デ アンデス(ペルー) 550円
  • アイスコーヒー:ブルボン エリテ エクストラダーク(エル サルバトル) 650円

その他ドリンクメニュー

  • リキッドアイスコーヒー 450円
  • アイスオレ 500円
  • 葉とらずりんごジュース 500円

その他、クッキーなどの軽食もあり。

Mi Cafetoのメニュー表
Mi Cafetoのメニュー表

2018年4月訪問時のオーダー

表参道ブレンド(エル サルバトル)

とりあえず初訪問なので、コーヒーハンタークラスで、且つ地名のついた「表参道ブレンド」をオーダー。ブレンドとあるが、国は指定されているので、農園間ブレンドかなにかなのかな?肝心の味は、果実感のある酸味(柑橘っぽいかな)、奥には少しチョコを思わす深さがある。

次回はぜひグランクリュカフェを飲んでみたい。1杯約2,000円か……。

この日のオーダーは表参道ブレンド
この日のオーダーは表参道ブレンド

のテイクアウトカップデザイン

ホットドリンク用テイクアウトカップ

ミカフェートのカラーである鮮やかなブルーをベースにしたテイクアウトカップ。持った時に熱くなりすぎないようにするためか、エンボス加工がされており、落ち着きがありつつも高貴な感じの金色の文字ロゴと枠。このお店の雰囲気にぴったりな大人のテイクアウトカップだ。

Mi Cafetoのテイクアウトカップ
Mi Cafetoのホットドリンク用テイクアウトカップ

アイスドリンク用テイクアウトカップ

アイスドリンク用は透明カップにコーヒーの湯気をイメージしたロゴと「ALL FOR COFFEE」のキャッチフレーズが白でプリントされている。今時のカフェだと黒ベースでラテなどの場合に映える様になっているが、コーヒーで一番映える白を選んだあたりがミカフェートらしい。

のコーヒー豆・グッズ販売

コーヒー豆の販売はもちろんあり。コーヒーハンタークラスの豆はペットボトル入りだが、それより上のクラスはワインボトル入りの高級感溢れる仕様。もちろん箱もしっかりした箱で、プレゼントなどにも良い。ただ、お値段もそれなりですが……。グランクリュカフェともなると10杯分で2万円を超える価格のものもあるとか。

コーヒー初心者向けにはコーヒードリップパックなども販売しているし、コーヒーハンタークラスでも、普通だとかなり上級なコーヒー豆なので、まずはこっちからかな。こだわりのコーヒー豆を気軽に購入して試してみたい。

グッズに関してはオリジナルではないかもしれないが、様々なコーヒー機器の販売を行なっている。スタッフの方々もとてもフレンドリーだったので、色々相談しながら今後のコーヒーライフの機器を揃えるのも良いだろう。

グランクリュコーヒー豆
グランクリュクラスのコーヒー豆はワインボトルに入っている