とは
古本屋や老舗出版社が本社を置く本の町、そしておっさんがこよなく愛する定食屋やカレー屋がひしめく“神保町”。少し時代を感じさせるイメージがあるこの町に、最新のコーヒーショップ『GLITCH COFFEE & ROASTERS(グリッチコーヒーアンドロースターズ)』が存在する。世界一のバリスタとして名高い「Paul Bassett(ポール・バセット)」氏の元で学んだという鈴木清和さんがオーナーのお店だ。
![この日提供されていたコーヒー豆](http://coffere.com/wp-content/uploads/2018/08/7820d61b5552105b832956e32f34eba0-1024x679.jpg)
この日提供されていたコーヒー豆
このお店の特徴は何と言ってもコーヒーらしくないコーヒーを提供すること。もちろん悪い意味ではない。コーヒーというよりも紅茶に近い風味で、コーヒーとはもはや別物かと思うようなドリンクになっている。その理由はかなりの浅煎りの自家焙煎豆を使っていることに他ならない。今までのコーヒー特徴である苦さがほとんど出ないレベルでの浅い焙煎を行うことによって、苦味のほとんどなく、豆本来のフルーティーさが突出したコーヒー豆が出来上がっている。その結果、同じ国の同じ品種であっても、豆の特徴がとても現れたコーヒーを作り出すことに成功している。
ちなみに、オーストラリアのNewcastle NSWにある「GLITCH COFFEE ROASTERS」とは関係はなさそうだ。
場所・行き方・アクセス方法
神保町は「靖国通り」と「白山通り」をそれぞれ横軸と縦軸にし、結構区画整理されている町にはなるが、その分路地が多くて初心者にはわかりにくい町でもあると思う。
一番お店に行きやすいのはやはり「神保町駅」。A9出口を出て、駅を背に、白山通りをすぐ左に入る路地の2つ目の十字路の向かいにお店が見える。A9出口からだと徒歩3分程度なので、この行き方をオススメする。
他の駅からくる人は、この辺にあまり詳しくなければ、一旦「神保町駅」まで移動した方が良いだろう。
店舗外観
ほんのりピンクがかった壁のビルの1階に入るのが、この「GLITCH COFFEE & ROASTERS」。古い感じの建物だが、大きな窓に綺麗なロゴが入っているため、店舗自体では古臭さを感じさせず、むしろ味があるおしゃれな店舗な雰囲気が出ている。
![GLITCH COFFEE & ROASTERの外観](http://coffere.com/wp-content/uploads/2018/08/e8becdfeb3f94c6572712e93d74cbe19-1024x679.jpg)
GLITCH COFFEE & ROASTERの外観
また、センターにある入り口とは別に、左側にはテイクアウト用の窓口もあり、気軽に購入して行くことも可能。
内装・インテリア
大きな窓から明るい光が入り、白い壁とウッドのカウンターやテーブルなどが、室内全体を明るく温もりのある雰囲気にしている。
![GLITCH COFFEE & ROASTERのカウンター](http://coffere.com/wp-content/uploads/2018/08/ad6ad5e62a4eb02b9a8f8a5bdb68e976-1024x679.jpg)
GLITCH COFFEE & ROASTERのカウンター
入り口の床には金色のロゴが入ったモルタル(?)のパネルがあり、足元をついつい撮りたくなる。
![入り口の床にはめ込まれたロゴ](http://coffere.com/wp-content/uploads/2018/08/c5d3c77b9bec17e19c9178194bb1cda4-1024x679.jpg)
入り口の床にはめ込まれたロゴ
店内奥にはコーヒー豆の焙煎機があり、コーヒー豆の袋などが多少雑多としているものの、このお店がロースタリーだということを実感させてくれ、逆に味を出している。
![店舗の奥の方には焙煎機が鎮座](http://coffere.com/wp-content/uploads/2018/08/91ff18f212bef17bec8abe1220626155-1024x679.jpg)
店舗の奥の方には焙煎機が鎮座
また、隣に描かれたロゴは、元々のロゴにイラストレーターの「河野愛」さんがイラストを追加したデザインとなっているが、そのイラストはコーヒー豆と極楽鳥。極楽鳥はコーヒー豆の生産地の一つ「パプアニューギニア」に生息するフクチョウ科の別名で、その一種のオオフクチョウは国鳥になっている。
![GLITCH COFFEE & ROASTERのロゴ](http://coffere.com/wp-content/uploads/2018/08/6ad255bf25cd49627a4432135040d721-1024x679.jpg)
GLITCH COFFEE & ROASTERのロゴ
メニュー(2018年8月時点)
ハンドドリップ
- ハンドドリップコーヒー 500円
飲み比べ
- 2種類飲み比べ 750円
- 3種類飲み比べ 900円
エスプレッソベース
- エスプレッソ 450円
- アメリカーノ(ホット/アイス) 450円
- カフェラテ(ホット/アイス) 480円
- ショット追加、サイズアップ +100円
その他コーヒードリンク
- コールドブリュー(アイスコーヒー) 420円
- クイックブリュー(ホット) 300円
- コールドブリューソーダ 600円
その他
- 今日のアフォガード 680円
![GLITCH COFFEE & ROASTERのメニュー](http://coffere.com/wp-content/uploads/2018/08/1c251955fbdd12329bb7666135227d1f-1024x679.jpg)
GLITCH COFFEE & ROASTERのメニュー
2018年8月訪問時に頼んだコーヒー
2種類飲み比べ(2 Varieties)
飲み比べたのは以下の2種類
- エチオピア NATURAL
- エチオピア WASHED
同じエチオピアでも伝統的な自然乾燥して脱穀した非水洗処理方法(NATURAL)か、先に水洗いして豆状態にした後に乾燥させた水洗処理方法(WASHED)か、を比べてみた。店員さんはびっくりするくらい味が違いますよと言ってたが、いやいや、まさかーって思ってたが、実際飲んでみてリアルに驚愕した。厳密には同じエリアではあるものの、標高も少し違うし、農園も違うので、完全に処理方法だけの違いではないのだが、それを考慮しても違いすぎる。
![飲み比べはエチオピアの豆同士で](http://coffere.com/wp-content/uploads/2018/08/b643a575f08b180d14c34524b0a176b3-1024x679.jpg)
飲み比べはエチオピアの豆同士で
テイクアウトカップデザイン
第一回目の訪問は店内で飲み比べを選んだので、テイクアウトカップの写真はないが、Instagram等で見た限りでは以下のようなデザイン。
ホットドリンク用テイクアウトカップ
白にロゴが印刷されたカップ。スタンプではなく、綺麗な印刷なのが◎。しかもロゴは普通のロゴではなく、前述の河野愛さんVer。テイクアウトカップを集めている人は持って帰りたくなるカップだ。
ちょっと前まで白カップ+ロゴの入ったスリーブだったのだが、2018年4月10日の3周年記念に変更になったらしい。
アイスドリンク用テイクアウトカップ
透明カップにGLITCHの文字のシールが貼られたもの。
コーヒー豆・グッズ販売
コーヒー豆は自家焙煎の豆を販売。店内で提供されいてる豆とだいたい同じなので、時間がある方は店内で飲み比べして、美味しかった豆を買って行くのも◎。
![GLITCH COFFEE & ROASTERのグッズとコーヒー豆](http://coffere.com/wp-content/uploads/2018/08/1d0dc593356f3f23aa7930446536fa51-1024x679.jpg)
GLITCH COFFEE & ROASTERのグッズとコーヒー豆
グッズ販売はロゴの入ったマグカップやコースターがある。加えて、最近ステッカーも追加されたそう。期間限定という話もあるので、欲しい方は早めにどうぞ。ちなみにちょうど訪問日が発売日だったらしく、ステッカー購入第一号でした!
![ステッカーとコースターを購入](http://coffere.com/wp-content/uploads/2018/08/9843f4f233b620c4e7a49d02e847b388-1024x679.jpg)
ステッカーとコースターを購入
また、販売されているものではないが、コーヒーを頼むと付いてくる豆の説明カード。これがちょっとおしゃれ。色々なカラーがあるので、行くたびに別の豆を頼んで集めたくなる。ショップカードもカッコいいのでコーヒーグッズマニアな方はぜひ。