とは

カフェは多いが、こだわりのコーヒーショップは意外と少ない“銀座”という地にオープンした純和風のコーヒースタンド「BONGEN COFFEE(ボンゲンコーヒー)」。漢字で書くと「盆源珈琲」。名前に「盆」という漢字が入っているが、このお店のイメージをする時に必ず出てくるのが店内奥に鎮座する“盆栽”。オーナーが盆栽好きということで、「盆栽のように、年月が経っても本当に良い物は残り続ける」というコンセプトを持たせているとのこと。

BONGEN COFFEE(ボンゲンコーヒー)の落ち着いた店内でコーヒーを

場所、行き方、アクセス方法

東銀座駅からの行き方

BONGEN COFFEEの路地看板

東銀座駅からは5番出口を出て、首都高の脇の道路を北に4分ほど歩くと、BONGENのロゴの入った下の写真の木製の看板が見える。そこを左に曲がれば店舗の前にも同じ看板が設置されているのですぐにわかるはず。

新富町からの行き方

新富町駅からは首都高を超えて左手に曲がると同じように木製の看板ですぐに見つかると思う。

店舗外観

盆源珈琲の入り口正面

木のドアも目立つが、それより気になるのはシックな塗り壁。フラットな塗り壁なので、手塗りだとしたら結構大変そう。

高級和菓子屋の入り口にも見せるその佇まいは、ぱっと見ではコーヒースタンドとはわからない人も多いのではと思ったほど。知らない人は、なんだろうと看板やメニューを覗いて、ようやくコーヒー屋かと気づき、「え?コーヒー!?」と二度見のアクションをしてしまいそうだ。

BONGEN COFFEEの外観

オープン当初は暖簾もなく、和食屋の様な佇まいだった。

内装・インテリア

店舗で一番目立つのは何と言ってもカウンター奥の"盆栽"。見事な盆栽は2種類あり、たまに入れ替えられているようだが、以前写真で見た大振りのもう片方より、この日のシュッとした盆栽の方が侘び寂びがある気がして個人的には好き。

BONGEN COFFEEのインテリア(ドリップ中)

決して広くない店内に、盆栽に贅沢なスペースを与え、照明もそこを中心に持ってきている。普通、コーヒースタンドだと一番見せるのはエスプレッソマシンだが、あえてエスプレッソマシンを見え難くし、特徴的な壁や格子天井を思いっきり見せることで和のテイストを前面に押し出している。レジも見えないようになっているし、おそらく他にも色々見えなくされている工夫がされていそうだ。

BONGEN COFFEEの店内の椅子

基本はコーヒースタンドなので、店内の席は木製のベンチのみ。テーブル部分をはずせば5人は座れると思うが、電源があるわけでもなく、テーブルが大きいわけでもないので、ここで一仕事というわけにはいかなそうだ。ただ、おにぎりとコーヒーといった変わったマリアージュを楽しみたいのであれば、やはりこの空間で楽しみたい。Wi-Fiもあるし、お時間のある方はゆっくりしていってはいかがだろうか。

2020年9月訪問時のインテリア盆栽

2020年9月訪問時にはまた別の盆栽が飾ってあった。

メニュー(2020年9月時点)

盆源珈琲の2020年9月のメニュー

ハンドドリップコーヒー

  • 香り(ケニア) 530円
  • 源(ブラジル) 530円
  • 炭火焼き(コロンビア) 530円
  • 自然栽培豆 550円
  • ゲイシャ 1,800円
  • コピ・ルアック 2,000円

エスプレッソ

  • エスプレッソ(シングル) 470円
  • エスプレッソ(ダブル) 500円
  • エクストラショット +100円
  • カフェラテ 570円
  • アメリカーノ 530円
  • コルタド 550円
  • フラットホワイト 570円
  • ボンゲンラテ 670円
  • ソイラテ 620円
  • モカラテ 620円
  • キャラメルラテ 620円
  • ホワイトモカ 620円
  • ハニーラテ 650円

ジャパニーズラテ

  • 抹茶ラテ 620円
  • 抹茶ラテ+エスプレッソ 680円
  • 甘酒豆乳ラテ+エスプレッソ 680円
  • 黒蜜きな粉ラテ 680円
  • ほうじ茶ラテ 650円
  • ほうじ茶ラテ+エスプレッソ 680円

その他ドリンク

  • ホットチョコレート 500円
  • アップルジュース 500円
  • はちみつ柚子、またはソーダ 680円

スナック

  • クルミ最中 200円
  • レーズンバタークッキー 250円
  • みたらし団子+きな粉+エスプレッソ 680円

フード

  • 盆源サンド 500円

期間限定メニュー(たぶん)

あんこ最中とアイス最中のメニュー

  • 松ぼっくりあんこ最中 290円
  • 金太郎アイス最中 290円

オープン当時のメニュー

BONGEN COFFEEのメニュー

オープン当初のメニューはこちら

オープン当初のドリップコーヒーは「香り」「源」「炭火焼」が、それぞれ「浅煎り」「中煎り」「深煎り」で、豆はその日によって違っていた気がするが、今は豆が決まっている様だ。もしかしたら焙煎度合いのコンセプト自体は同じかも。

2018年1月訪問時のオーダー

ハンドドリップ 源

1回目の訪問時はまずは基本となりそうな"源"を注文。思ったよりも苦味はなく、優しい苦さでモーニングコーヒーにはぴったり。個人的にはもうちょっと苦くても好きなので、次は炭火焼にしてみようかな。

BONGEN COFFEEのコーヒーとクッキー

オープンしてすぐだからか、クッキーをプレゼントされた。これもロゴ入りで可愛い。

2020年9月訪問時のオーダー

自然栽培豆(ウガンダ)アイスコーヒー

香ばしさと爽やかさが整った夏場に持ってこいのゴクゴク系。酸味や甘さは控えめ。

あんこ最中

松ぼっくりあんこ最中

クルミのキャラメリゼが中に入った最中。なるほどクルミが松ぼっくり感を演出しているのか。小ぶりでコーヒーのお供にちょうど良い。

テイクアウトカップデザイン

ホットドリンク用テイクアウトカップデザイン

BONGEN COFFEEのテイクアウトカップと外観

テイクアウトカップはたまに見かける白ベースにクラフトペーパーが貼られたようなカップ。クラフトーペーパー部分にはBONGEN COFFEEのロゴが押されている。クラフトペーパーカップの場合、蓋は黒の方が引き締まって見える気がする。店内もシックな色だし。

BONGEN COFFEEのホットとアイスのテイクアウトカップ

ちなみに、外の看板の上にはホットとアイスのカップが置いてあ……れ?なんか印刷されているデザインが違う。この違いがなんなのかはわからないが、どっちのデザインも悪くない。

アイスドリンク用テイクアウトカップ

アイスドリンク用テイクアウトカップ

アイスドリンク用は透明なカップにロゴのステッカーが貼られたシンプルなものとなっている。透過ステッカーに黒のステッカーなので、コーヒーが入ると真っ黒だが、飲んでいくうちにロゴが現れる。

コーヒー豆

BONGEN COFFEEのメニュー(コーヒー豆)

このお店の特筆すべき点は超高級ブランドとして名高い「パナマ・ゲイシャ」やジャコウ猫に一度食べさせて体内で発酵させる「コピルアック(コピ・ルアク)」も扱っている点。流石に200gなどでの販売ではなく、20g単位(約2杯分)での販売。そのお値段、それぞれ2,000円、2,200円と驚愕の2,000円越え。店内で飲むとそれぞれ1,700円、1,900円だが、この価格のコーヒーを美味しく淹れる自信がないという方は、ちゃんと淹れてもらえる店内で飲んでみるのも良いかもしれない。

なお、通常の豆は200gで1,700円と普通の価格。購入用も「香り」「源」「炭火焼」の3種類が用意されている。

盆源珈琲のドリップバッグ

グッズ販売

盆源珈琲のグッズ

グッズはオープン直後に訪問した際には「オリーブ」と「マスタード」のタンブラーしかなかったが、いつの間にかキャニスター缶やドリッパー、サーモボトルが追加されているようだ。水色のキャニスター缶が気になる。